日本列島には梅雨前線のような停滞前線が横に伸び、台風11号は台湾に向かっています。
ここ数日の八丈島は、南西からの湿った空気が流れ込み、山にはガスが掛かっている毎日です。
今日は幼児教室の皆様がご来島されて、八丈富士に登ってきました。
待ち合わせしたふれあい牧場もガスに覆われていて、牛達も霧に包まれていました。
登山道を登っていくと、リュウキュウツヤハナムグリが多く見られます。
ガスが抜けてくれたらな〜と淡い期待をしながら登って行きました。
稜線は雲の中でガスの中でした。風もそこそこにありました。南西の風8m位かと思われます。
最年少のお子様が5歳ということもあって、皆様の様子を見ながら無理をしないようにしないと!と感じていました。
それでも山頂まで子供達はワイワイ言いながら、水溜りを避けながら、一生懸命登っています。
霧でシャツが濡れて、冷えてきていました。低体温症が心配なため、子供達は上着を着ました。
無事に伊豆諸島最高峰の八丈富士山頂854.3mに登頂できました!よく頑張りました!!
お腹が減った〜という子供達の声もあり、ビュウビュウの風の中でランチタイムとなりました。
眺望はありませんが、それぞれが楽しんでいらっしゃるようでした。
ランチ後、戻るか?進むか?と皆様のご意見を伺うと、進むことになりました。
最年少のお子様の手を繋ぎながら歩を進めます。誰かがリュウキュウツヤハナムグリを体に付け始めました。
振り返ると、帽子にいっぱいのカナブン(リュウキュウツヤハナムグリ)や服やザックにブローチのように付けているではありませんか!?
山の楽しみ方は人それぞれですね〜。少しでも自然に触れて、経験することが大切と感じました。
ハチジョウオトギリ、モウセンゴケ、ハチジョウキブシ、ハチジョウコゴメグサなどを観察できました。
お陰様で、靴はドロドロになりながらも、無事にお鉢巡りを一周終えることができました。
これで全員身も心も清められて、いよいよ木花之佐久夜毘売に会う準備が整いました。
浅間神社の参道傍の池塘は、水に満たされて、シオカラトンボが飛んでいました。
トトロの道を進みながら、トトロの歌を歌いました。
蛇苔、コウヤコケシノブ、ガクアジサイ、明日葉、サルオガセ、石斛などを観察できました。
浅間神社に到着し、島の保育園児たちが持ってきた玉石を見たり、イシバサマや御神木に手を合わせて、木花之佐久夜毘売に感謝しました。
下山は、ついつい煩悩が戻ってきたり、足が疲れていたりして、よく転んだり怪我をしたりするため、靴の紐を締め直したり、屈伸したりしてから下山を開始しました。
約5時間掛かって無事に登山口に下山することができました。本当にありがとうございました。
いろいろお話を伺うと、ガイドが卒業した大学の後輩が何人もいらっしゃることが分かりました。
なんだかとても嬉しくなってしまいました。感謝感謝です。
皆様の島旅が安全で健康で有意義な島旅になりますように!
また来年も来て頂けたら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました。感謝感謝の一日でした。














