◉AM半日エコツアー開催

朝方に土砂降りの雨が降り、天気図では日本列島には秋雨前線が掛かっていました。
八丈島近海には、ところどころ雨雲が通過する予報でした。
今日は午前半日エコツアーのご予約でした。

エコツアーは、ゲストとお会いして、ゲストの希望を伺いながらコースをご一緒に決めています。
今日はラッキーなことに服部屋敷の開催がされるということで、コースにご提案させて頂きました。

まずは島の総鎮守様「優婆夷宝明神社」に参拝しました。
日本の神々と伊豆諸島の神々と八丈島の神々の関係についてご案内させて頂きました。

その後、玉石垣を散策し、江戸時代の陣屋跡の雰囲気のある玉石垣の道を散策。
前日に立ち寄られたという横間ヶ浦海岸の玉石をここまで運んできた流人達の苦労を慮りました。

服部屋敷での樫立手踊りと八丈太鼓の鑑賞は、流人達を快く受け入れてきた島人の想いに触れることができます。
ガイドとゲストは、ショメ節をご一緒に踊らせて頂きました。ありがとうございました。

黄八丈染め元のめゆ工房に立ち寄ると、仲良しの誉さんがいらっしゃいました。お元気そうで何よりです。
黄八丈の染め方をビデオで学び、ゲストはお土産をご購入されていらっしゃいました。ありがとうございました。

めゆ工房を出ると雨が降り出しました。西側の空を見ると晴れ間が見えていたので、通り雨のようでした。
一旦、屋根のある「えこ・あぐりまーと」に立ち寄って、雨雲が通過する時間を稼ぐことにしました。
ここでは、ジャボチカバやマンゴー、パパイヤなど南国の植物を観察することができます。
外に出ると雨は止んでいました。

裏見ヶ滝にやってくるとヘゴが雨の後で瑞々しく元気に光っていました。
ヘゴはシダ類の王様で、日本で自生しているのは八丈島が北限とされています。
滝は雨の後で水の量が増えていました。マイナスイオンをお腹いっぱいに吸い込むと身も心も清められます。
ちょうどレイを首にしていたので、ラカに感謝のオリを唱えさせて頂きました。ありがとうございました。
ハチジョウシダやモンステラ、蛇苔やスダジイ、アオノクマタケランなどを観察。森の息吹を感じました。
そう言えば、ツクツクボウシの声は聴こえませんでした。どうやら命を全うしたようです。

足湯きらめきから黒潮の大海原を望むと南方に青ヶ島が見えました。
青ヶ島は男性の島、八丈島は女性の島とされて来た歴史があります。
服部屋敷で踊ったショメ節の歌詞を思い出して頂きました。青ヶ島の遥か南方には小笠原諸島があり、さらに南には硫黄島があります。戦場にはならなかった八丈島の戦争の歴史にも少し触れさせて頂きました。

藍ヶ江港に立ち寄るとアオウミガメが出迎えてくれました。
ゲストお二人に「ここは竜宮城だよ」と言って海に潜っていったように見えました。

今日は神々に守られて何とか天気にも恵まれました。
遠く関西からご来島頂いたゲストお二人の優しさに触れ、とても癒されたエコツアーになりました。
本当にありがとうございました。八丈島の自然・地質・歴史・文化・島人の想いなどをご案内させて頂けたと思います。どうか島時間を満喫されて、八丈島の島旅がお二人に良い思い出になりますように。

晴花日では、リピーター割引1,000円/人やお友達ご紹介割引1,000円/人を開催しております。
また八丈島へおじゃりやれ〜!今日はありがとうございました。感謝感謝です。

おすすめ

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
Instagram