天気予報では一日雨が降る予報は出ていませんでした。
それでも朝、晴花日の自宅から八丈富士を望むとガスがかかっていました。
気温も高く無く、風も弱く、絶好の登山日和でした。
ふれあい牧場まで登ってくるとガスが牧場を覆っていました。
脱走した牛さんが道路脇の崖の上に草を食んでいました。
ケンケーン!と雉の声が聴こえて、見上げるとアマツバメが飛び交っていました。
登山口から登り始めるとシマショウジョウバカマやニオイウツギの花が咲いています。
季節は初夏に足を踏み入れてるようでした。
稜線まで登ってくると、お鉢と稜線はガスの中でした。
それでもガスの流れの合間に青空が覗くことがありました。
ガイドの経験では、これはお鉢巡り中にガスが抜けることがあるだろうと予想しました。
山頂まで登ってくると青空が雲間に見えることがありました。
絶景の稜線と緑のお鉢の中が見えたり隠れたり。まるで雲が泳ぐ姿が龍のように見えました。
神秘的とは字の如く、神の秘事のようです。木花之佐久夜毘売が静御前の踊る姿のように見えました。
雲ひとつない稜線歩きはそれはそれで美しいのですが、今日のようにガスが掛かったり抜けたりする様もいとをかしですね。
無事にお陰様で身も心も清まって、六根清浄出来ました。
お鉢の中に下りて行くと浅間神社参道傍には、貴重な草花が見られます。
ハチジョウチドリは多く見られ、石斛の花は終わりに近づいていました。
サルオガセやハチジョウオトギリやシュスランやコウヤコケシノブなどを観察。
池塘に水量は多くなっていました。
浅間神社に到着すると保育園児が大切に持ってきた玉石に名前が書いてあります。
4月から小学校に上がった子供たちは、もうそろそろ小学校に慣れた頃かな〜と思いました。
木花之佐久夜毘売に手を合わせて、今日の登山のお礼と日頃の感謝を伝えました。
お鉢の中から稜線の分岐まで戻ってくるとガスがかなり抜けて、お鉢の一周が見えていました。
木花之佐久夜毘売がその美しいお姿を見せてくれたように感じられました。
ふれあい牧場まで下山して、八丈富士を振り返ると、またガスに覆われていました。
木花之佐久夜毘売はあっという間にお顔を隠してしまわれたようでした。
今日の下山メシは、テリヤキバーガーです!
下界に戻ると煩悩がまた目覚めてくるようでした。
今日は昨年台風で八丈島へ来ることが出来なかったゲストのご予約でした。
無事にお会い出来て、ご一緒に八丈富士に登ることが出来て心から嬉しく思いました。
本当にありがとうございます。
島時間を満喫されて、また機会がございましたら八丈島へおじゃりやれ〜!
感謝感謝の一日になりました。
































