前日雨天のため、日にちを一日ずらして、この日は八丈富士コースを開催しました。
八丈島は梅雨入りしており、毎日低いガスが垂れ込めています。
八丈富士も霧に包まれて眺望はありませんでしたが、これはこれで趣がある山歩きとなりました。
登山道ではニオイウツギが咲き始めました。
夏を告げる時鳥(ホトトギス)の声が聴こえています。
アマツバメが霧の中を飛び交っていました。
稜線歩きは、まるでこの世とあの世を彷徨っているような幻想的なお鉢巡りとなりました。
ガイドは去年読んだ森 敦さんの「月山・鳥海山」という本を思い出しました。
1974年に第70回芥川龍之介賞を受賞した「月山」もこの世とあの世を行き来するような文章でした。
浅間神社の参道傍には、夏を待つ蘭たちが咲いています。
石斛の妖艶な色気、ハチジョウチドリの鳥たちが群れて飛ぶような姿、植物達の生への息吹を感じます。
霧に包まれた浅間神社で木花之佐久夜毘売に手を合わせることが出来ました。ありがとうございました。
アリドオシ(一両)の赤い実と白い花が紅白の彩を添えて「おめでたい!」と言っているようでした。
今日のゲストは遠くからご来島頂きまして、本当にありがとうございました。
栃木の山の話に心を奪われました。是非足を運んでみたいと思いました。
また山岳会のお友達などで八丈島へいらっしゃる方々がいるようであれば、ぜひお声掛け頂ければ嬉しく思います。
また八丈島へおじゃりやれ〜!ありがとうございました。
















