◉八丈富士コース開催

台風13号が過ぎて、少し落ち着いた日々が続いています。
観天望気では雲が多く見られるものの、天気は良好です。
今日は八丈富士コースを開催しました。

お客様はR大学の観光学部生で、ゼミの論文のために八丈島に来てくれました。
八丈島の観光業について、コロナ前→コロナ禍→コロナ後と時系列にお話させて頂きました。
富士山、屋久島、西表島、知床などの世界遺産で起きているオーバーツーリズムの問題は、ゴミ問題・トイレ問題・騒音・自然破壊・事故増加・景観を損なう問題・人間関係への影響などマイナスの事象も多く引き起こしています。

八丈富士登山道ではニホントカゲが多く見られます。美しい尻尾に美穂れます。
冬苺の花でしょうか?丸い葉っぱの陰でこっそり咲いていました。
弟切草は黄色い花が咲いているものもまだありますが、花が終わり見になってきているものも見受けられます。

稜線まで登ってくると絶景のお鉢が目に飛び込んできます。
夏雲と秋の雲が両方見られる季節になりました。
ネキトンボが飛び交い、風の中に秋を感じられます。
ハチジョウギボウシのお花畑も終盤に入ってきたように見られました。

無事にお鉢巡りが終わり、身も心も清めてから浅間神社の木花之佐久夜毘売に手を合わせました。
ありがとうございました。
参道では虎杖の花やサルオガセ、シュスランなどを観察する事ができました。

登山をしながら、八丈島の自然や文化、産業や人、歴史、未来についてお話させて頂きました。
日本の観光業は、日本の人口が減っていることを考えると、外国人旅行者に頼ることになると予想できます。
離島は、交通手段が限られるため、飛行機や船に乗れる人数が最大観光客の人数で頭打ちです。
お陰でオーバーツーリズムの様々な問題が起き難いとも言えます。

観光業を勉強されている大学生と有意義な登山になりました。
ありがとうございました。感謝感謝です。
また機会がありましたら、八丈島へおじゃりやれ〜。

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