◉第15回モンベル・アウトドア・チャレンジ開催

年始から海が時化て、東海汽船の船が欠航する日がいく日かありました。
そこへ来て、元旦の能登半島地震の災害復興物資を運ぶための海上保安庁の飛行機が1月2日にJAL機と接触する事故が羽田空港で起き影響で、羽田空港の滑走路が一つ閉鎖してしまい、八丈島のANA最終便が欠航することになりました。
1/6-7の二日間のモンベル・アウトドア・チャレンジのイベントにご予約頂いたお客様が、1/7のANA最終便を予約されていたのですが、その飛行機が欠航になってしまったため、振替の飛行機が1/7一便しか空いていない状況となってしまいました。1/8の空席も無かったため、お客様が1/7の朝一番で帰られることになりました。
従いまして、今回のイベントは1/6一日だけの開催となりました。
能登半島地震の影響が全国に波及している状況です。

天気は、曇り一時雨と雷 西の風…6~7m 気温…13~16°C
朝の天気予報では、午後1時30分位から通り雨が降る予報が出ていました。
お客様とお話して、この日は雨が降り出す前に八丈富士に登ることをご提案させて頂きました。

八丈富士登山口から登り始めると、アリドオシ(一両)や明日葉、シマテンナンショウ、フユイチゴ、シロダモ、ヤブニッケイなどを観察することができます。
この日は東海汽船の橘丸が底土港に到着することができました。汽笛が聴こえてきました。
少し季節を間違えてしまったウグイスが鳴いていました。

稜線まで登ってくると絶景のお鉢と稜線が目に飛び込んできました。
観天望気では黒い雲がところどころ見えていましたが、西風の風上にある雲は大丈夫そうでした。
お鉢巡りの注意点や山岳信仰についてご説明させて頂き、防風のためレインウェアを着てから、いざ山頂へ。
足元ではヤブコウジやツゲやツルリンドウやトゲナシサルトリイバラの赤い実が見られました。
八丈富士山頂では青空も見えていました。少し風があるもののお鉢巡りの問題はありませんでした。
八丈小島や小穴のヤマグルマを観察しながら、一歩一歩身も心も清めていきます。
ハチジョウアキノキリンソウの綿毛のような花の後が見られました。

無事にお鉢巡りを終えて、浅間神社へ。
シュスラン、シシラン、ジャゴケ、ハチジョウイチゴ、ツルリンドウ、ユズリハ、石斛、サルオガセを観察。
浅間神社で木花之佐久夜毘売に手を合わせて、世界の平和や辛い状況にある方々へのお見舞いと人々の安全と健康を祈りました。

下山道ではミズスギがその先端に胞子嚢穂を付けていました。
13時過ぎに無事に下山することができました。雨にはまだ降られていませんでした。
この後、ふれあい牧場を散策すると西に雨雲が近づいてくるのが見えました。
車に乗り込むとあっという間に土砂降りの雨になりました。雷も鳴り始めました。
危機一髪という感じで、雨から逃れることができました。
道路を歩いて下っている登山者が居たので、「乗って乗って!」と声を掛けました。
土砂降りの雨はその後さらに強くなり、雷も鳴っていました。

ランチは一休庵で暖かい明日葉うどんを頂きました。体が温まります。
外では雷が鳴り、強い雨が降っていました。本当に雨からうまく逃れることができました。

ランチを終えると雨が上がっていました。南原千畳岩海岸を散策し、溶岩の上を歩いてみます。
浜香、ハマボッス、ハマボウフウ、マルバアキグミなどを観察することができました。
ザトウクジラのジャンプが見られました。

優婆夷宝明神社、玉石垣、めゆ工房、裏見ヶ滝、藍ヶ江港を経由して、みはらしの湯へ。
駐車場からザトウクジラのブローが見られました。

今日はモンベル・アウトドア・チャレンジに参加して頂きまして、本当にありがとうございました。
能登半島地震の影響でイベントは一日だけになってしまいましたが、良いガイドが出来たのでは無いかと思われます。
また機会がございましたら、季節を変えて八丈島へおじゃりやれ〜。
ありがとうございました。

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