◉半日エコツアー開催

天気は一日雨模様で、午後から土砂降りになってくる予報でした。
この日は元々は一日エコツアーのご予約でしたが、お客様が八丈富士をご希望されていたため、
昨日に八丈富士登山を前倒しして頂き、今日は午前半日エコツアーを開催することにしました。

朝一番で宇喜多秀家のお墓参りと住居跡を訪れました。
11月20日の命日のお祭りでは、金沢から餅米とお酒が、岡山からはきび団子が届き、
八丈太鼓が鳴り響いて、黄八丈を着た方々が踊り、餅つきが行われて、頂く事ができます。
八丈島の島民は今でも宇喜多秀家の恩恵に被っているわけです。
感謝の気持ちでお墓参りをさせて頂きました。ありがとうございます。

昔の役所があった大里は、島の中心地でした。台風や大雨が降ると崖が崩れたり土砂災害が起きた事でしょう。
玉石垣を積むことで島の中心地を守ったわけです。
流人の皆様や携わった島民の汗と涙が染み渡っていて、古の人々の想いと呼吸を感じられました。

大坂の展望で昨日登った八丈富士を望みました。
雨雲で覆われていましたが、昨日のお鉢巡りが思い出されました。
源為朝が射抜いたと言われる大きな穴も覗いてきました。

防衛道路では、人捨穴を覗いて島の民話をご紹介。
日本の各地では姥捨山や姨捨山がありますが、八丈島にも同じ意味で人捨穴があります。
お客様が熱心に手を合わせていらっしゃって、心を打たれました。

明日葉畑やロベ畑を観察して、10時からの服部屋敷へ。
まだ雨は降ってきていませんでした。踊り子さんが黄八丈を着て歩いていらっしゃいました。
顔馴染みなので少し会話をさせて頂きました。ありがとうございました。
赦免花の蘇轍についてご説明させて頂きました。足元にはオオツルボが美しく咲いていました。
樫立の手踊りと八丈太鼓を鑑賞し、服部屋敷の中の展示物をご説明させて頂きました。
流人や船乗りの方々の想いに触れる事ができ、心を打たれました。ありがとうございました。

そしてこの日の目的のポットホールへ。
雨は小雨でレインウェア上下を着て、妖怪ヌエ(トラツグミ)の声が響く幽玄な沢筋を散策しました。
雨にぬれて

登龍峠からは坂下の街並みが少し見えただけで、八丈富士も八丈小島も臨むことはできませんでした。
お客様のご希望でみはらしの湯でこの日の半日エコツアーを終了しました。
恵みの雨にアリドオシ(一両)やコウズシマクラマゴケやスギゴケなどが喜んでいました。

遠くからご来島頂いたお客様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
これからも一期一会の島旅を続けられますように!また八丈島へおじゃりやれ〜!

おすすめ

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
Instagram